お食い初めは100日祝いともいわれ、生後100日を迎えた赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて行う儀式です。
地域によっては100日目以外に行ったり、呼び名も違ったりとやり方が様々なので、お祝いをするときはその土地のやり方を習うなどしてくださいね。
今日は一般的な流れをご紹介したいと思います。
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目次
お食い初めをすることになったら
いつするかを決める
一般的には生後100日目と言われていますが、その日でないとだめということではないのでその前後で家族の都合の良い日を決めましょう。
初孫だったり、祖父母が来られる距離に住んでいたら声をかけましょう。きっと喜ばれますよ。
どこでするかを決める

生後100日前後は赤ちゃんもまだ首が座るかな?という段階なので自宅、もしくは自宅近くのホテルなどで行うのが良いと思います。
お店でする場合はお食い初めプランなど用意しているお店だと安心です。
自宅で行う場合

何を用意したらいいの?
- 食器 漆器(通常の食器でもOK)
- 祝い箸 柳の木でできた長さ約24センチの箸。両端が細くなっているもの(通常の箸でもOK)
- 料理 一汁三菜。魚(鯛の尾頭付き)・吸い物・煮物・香の物・赤飯
- 歯固めの石 お宮参りの時に神社によっては授けてくれることも。そうでない時は神社から拾ってお借りし、お食い初め後に元の場所にお返ししましょう。(神社の石でなくてもOK)
本格的にするなら漆器はこれ!
漆器は男の子なら朱塗り、女の子なら外側が黒塗りで外側が朱塗りのものを。
一般的に母方の実家から贈られたものに嫁ぎ先の家紋を入れたものを使用します。
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気にしない人も多くなっています

用意するものを本格的にそろえようと思ったら結構大変そうですよね。
食器も箸も普段使っているものでかまいませんし、お赤飯も自分で炊かなくて買ってきたものでもいいんです。
生後100日の赤ちゃんのお世話をしながらお食い初めの準備をしたり、祖父母が来るとなると家の掃除や片付けもしないと、、、となると大変です。
周りの人の協力も得ながら負担にならないようにしましょう。
ケータリングだとさらに便利
外に出るのは大変だけど家での準備も負担に思う。
そんな時は仕出し(ケータリング)も良いかと思います。
食事の用意の手間もありませんし、おめでたいシーンに合った大人の食事も一緒に頼むことができます。
宅配できる場所は限られてはいますが、一度調べてみる価値はありそうです。
お食い初めのやり方
お食い初めには養い親と呼ばれる身内での最年長者に食べさせるマネをしてもらいます。
最近では祖父母にその役割を頼むことが多いです。
100日の赤ちゃんは実際にお料理は食べられませんのでお料理を口元に近づけるだけになります。
食べさせる順番がある
お料理を食べさせるマネをする際、順番が決まっています。
- お赤飯→お吸い物→お赤飯→焼き魚→
- お赤飯→お吸い物→お赤飯→煮物→
- お赤飯→お吸い物→お赤飯→香の物→
- お赤飯→お吸い物→お赤飯→歯固めの石→
- お赤飯→お吸い物→お赤飯
この順番で口に運びます。本格的にやろうとすると結構長いですね。
歯固めの儀式
そのあとは、歯固めの儀式を行います。
歯固め用の石に祝箸を軽く当ててから、その箸を赤ちゃんの歯茎にやさしく当ててあげます。
石のような丈夫な歯が生えてきますようにとの願いを込めて行いましょう。
お食い初めの動画はこちらです
お食い初めの動画です。
流れを把握するためのご参考にどうぞ。
関東と関西で違いはある?
石ではなくタコ
関西の一部では葉固めの代わりにタコを使う地域があります。
タコの吸盤のようにきれいな歯並びになりますようにとの願いが込められているそうです。
鯛ではなくてホウボウ
京都では鯛の尾頭付きではなくホウボウを使うそうです。
ホウボウを漢字で書くと金頭となるので縁起がいいということで使われているそうです。
時代に合わせて無理なく

お食い初めのやり方をご紹介しましたがいかがでしたか?
本格的にやろうと思ったら、食器を揃えるところから準備がいるなんて知りませんでした。
子供の成長に合わせて行うお祝い事はお食い初め以外にいろいろあります。
本格的にやろうとすると地域の差があってどちらに合わせるか悩んだり準備が大変だったりするので、自分たちにできる無理のない範囲でお祝いしてあげたいですね。
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