癇癪という言葉にはどのようなイメージをお持ちですか?
一般的に癇癪とは、泣いたり大声で叫んだり、物を投げたりすること言います。
小さい子供がおもちゃ売り場やスーパー、公園などで泣いたりしている光景は一度は目にしたことありますよね。
癇癪は程度の差はあれどどんな子供でも持ち合わせている特性なんです。
スポンサードリンク
目次
5歳児の癇癪がひどいけど原因は発達障害?

癇癪はどういうときに起こすの?
5歳くらいの子どもは、自分で身の回りのことがある程度できるようになってきている年齢です。
2歳ころの癇癪はやりたいことができない、思い通りにならない、ということが中心ですが、5歳くらいの子どもがかんしゃくを起こす原因として多いのが、自分の気持ちをうまく表現できなくて癇癪を起こすケース。
- お友達と遊んでいるときに、自分の思い通りにならずどう伝えていいかわからない時
- ママが下の子ばかりかまっていて自分も甘えたいのにうまく伝えられない時 など
大人からしたらわざわざ泣きわめかなくてもいいような状況で、まだ語彙が未熟なために癇癪を起してしまうんですね。
発達障害との見分け方は?
癇癪がひどくても、発達障害であるとは言い切れません。
なぜなら癇癪は発達障害を持つ子供の特性のうちの一つではあるけれども、かならずしも発達障害だからと言って癇癪を起こすわけではないからです。
一般的に癇癪は5歳くらいになると落ち着いてくると言われています。
年齢が上がっても癇癪を何度も起こすような場合はお住まいの地域の保健センターや専門医に相談してみるのもいいかとおもいます。
5歳児の癇癪は治るの?

癇癪を起こしてしまったときにすぐに収めることは難しいです。子供によってかんしゃくを起こしやすいパターンというのがあるので、何度か経験することで理由や傾向をつかんでいきましょう。
例えば、気持ちの切り替えがうまくいかずに癇癪を起してしまうタイプのお子さんは、「○○したら△△するからね」といったように、行動を予測できるように伝えてあげます。
成長の過程で現れる癇癪では、成長とともに、気持ちが切り替えられるようになってきたり、自分の気持ちを言葉で表現できるようになってくるので、かんしゃくを起こす頻度、時間は短くなってきますよ。
5歳児の暴力の対処法は?
スポンサードリンク
癇癪を起している間に、物を投げたりたたいたりする場合は、けがや事故につながらないように行動を阻止しないといけません。
癇癪を起している最中に注意しても、子供の耳には入っていかないので、子どもが落ち着くまでその場を離れるなどしてひとまず待ちましょう。
その際、物を投げた時には「おもちゃが壊れちゃうよ」「当たったら怪我をしちゃうよ」、たたいたり蹴ったりしようとする場合は「叩かれたり蹴られたりしたらいたいよ」などといった声かけはしてください。
落ち着いてきたころ合いを見計らって、「○○がいやだったの?」「○○できなくてくやしかったのかな?」といったように、その場合に考えられる子供の気持ちを代弁してあげます。
押さえ込むのではなく、乗り越えよう

5歳児はまだまだ力加減や感情をコントロールする練習の真っただ中です。
この時期に一方的に大人が押さえ込んだり、癇癪に負けて物を買い与えてしまうと、自分の気持ちをうまく整理する力が身につかなくなってしまいます。
根気がいる作業にはなりますが、繰り返し言い聞かせていくことがつらい時期を乗り越える近道になります。
ママ一人で抱え込まず、パパや身近な人と共有しながら乗り越えていきましょう。
スポンサードリンク
コメントを残す